腹圧性尿失禁の治療について
腹圧性尿失禁に対するその他の治療法を紹介します。
はじめは、薬物療法、お薬による方法です。
スピロベント:βアドレナリン作動薬と呼ばれるもので、正確には塩酸クレンブテロールといいます。(本邦で腹圧性尿失禁の保険適応を持つ唯一の薬剤です)粉なら1g、粒なら2粒を朝晩二粒ずつ飲むことになります。
そのほかには、αアドレナリン作動薬と呼ばれる薬剤(エフェドリン,塩酸メチルエフェドリン)女性ホルモン薬(結合型エストロゲン,エストリオールエストラジオール)なども使われます。
手術療法(手術による治療です)
TVT法(Tension-freevaginaItape)
現在,腹圧性尿失禁に対して最も一般的に行われている手術といえます。恥骨の上に小さな傷を付けて、中に針を刺して、中で尿道の下にポリプロピレンメッシュというものをくっつける方法です。施設によってはこの手術療法で、腹圧性尿失禁の90%以上が軽快したというところもあります。
傍尿道コラーゲン注入療法
尿道括約筋周囲にゲル状物質(GAXコラーゲン)を注入して尿失禁を治療する方法です。もある。内視鏡で尿道内腔をよく観察して、尿道括約筋針を刺して、コラーゲンの注入を行う方法です。この方法の利点は、局所麻酔下にできる方法なので、外来日帰りでも施行することが可能です。ただこの方法の欠点は尿失禁再発率が高いことといわれています。なぜ再発するかというと、注入したコラーゲンがからだに吸収されることが原因であるといわれています。
TOT法(Trans-obturatortape)
最近行われている方法で、TVTスリング法と類似の人工素材のテープをお腹の中に入れ、尿道中部を支える手術法です。この方法はTVTスリング法よりも安全でありかつ,それと同等の効果が得られるといわれていますが、TOT法の術後膣壁廩欄を生じた、という報告もあり、現在検討中の方法です。
電気刺激療法
膣や肛門に電極あおあてて、電気的に電気刺激を行う方法です。電気刺激法の仕組みは、尿道括約筋機能を増進し,膀胱収縮を抑制させることによります。この電気刺激を行うことにより、腹庄性尿失禁、また切迫性尿失禁も改善するといわれます。
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